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民間インフラ投資、2050年に240兆円(2024年の4倍超)に
日本経済新聞(2024年11月15日)に、民間インフラ投資が、2050年に240兆円(2024年の4倍超)になるという記事がありました。ポイントをまとめます。
概要
- 日経BPは、三井住友トラスト基礎研究所と連携し、民間事業者が整備・保有・運営する国内インフラへの投資額をまとめた。
- 2050年には約240兆円と、2024年推定の4.2倍に拡大する見込み。
分野別の動向
- 最も成長するのは洋上風力発電、水素・燃料アンモニアサプライチェーンなど、グリーン・エネルギー分野のインフラ。2050年には約165兆円と、2024年推計の5.2倍に拡大する見込み。
- データセンター、通信タワー、通信衛星、基地局などのデジタル分野のインフラも、約46兆円と、2024年推計の2.8倍に拡大する見込み。
- 国や自治体が整備してきた上下水道、道路、スポーツ施設などの従来型インフラも、今後、コンセッション方式(民間による公共施設運営)、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)、新技術の導入などにより民間の商機拡大が期待できる。
調査レポート
- 詳細は日経BPが発行した調査レポート「グリーン・デジタル社会をつくる インフラ事業構築&市場予測2025-2050」にまとめられている。
【参考】日本経済新聞(2024年11月15日)